ブレイクショット (B.S.)

ガードモーションを途中でキャンセルして必殺技を出すこと。
他のゲームで言うところのガードキャンセルのRB2での呼称。
使用するには条件があるものの、守備の選択肢が強いRB2の中でも極めて強い行動となっており、読み合いの大きな要素にもなる。
BSで使用したときに発生が早くなったり硬直が短くなる、ダメージが増加する、判定が変わるといったような性能の変化はない。
ただし通常に出したときと異なり以下のステータスが付加される技もある。
・無敵が付加される/無敵時間が延びる
・ヒットした相手がダウン回避(テクニカルライズやグランドスウェー)できなくなる
  ※当サイトではBS対応必殺技について、各キャラクタデータ内必殺技コマンドの横に★印を付けています。
  また、☆印が付いているものはBSで出した際に無敵時間のある必殺技です(通常使用時に無敵時間があるものも含む)。

 →BS対応必殺技一覧
BSの条件
パワーゲージが半分以上に到達しH.power、S.power、P.powerのいずれかであること…①
・BS受付時間内にBS対応必殺技の入力を完成させること…②

①パワーゲージ
 BSを使用するとパワーゲージを一本の4割消費する。
 相手の攻撃をガードしてH.powerに到達した瞬間からBSは可能。
 S.power、P.powerはゲージが点滅し減少していくが、BSを成立させるとH.power同様に4割消費する。
 ゲージが半分未満の場合でも完全になくなるまではBSが可能で、このときBSするとゲージを全て消費する。
 S.power時のBS超必殺技、P.power時のBS潜在能力はゲージの残量に関係なく一回で全て消費。
  より詳細な説明はこちら
②BS入力の条件
 打撃技をガードするとガード効果はガードストップ(ガード時ヒットストップ)→のけぞり(ガードノックバック)となる。
 ブレイクショットは
 ・ガードストップの時間停止中に入力を完成しなければならない
 ・入力に成功するとガードストップ終了後、のけぞりの代わりに発生する。
 のけぞり(砂煙が上がる、立ちガードとしゃがみガードを切り替えることが可能になる、後方に押される)が始まってからはBSはできない。
 (早めでも遅めでもガードストップ中に入力を完成すればBS技が発生するタイミングは変わらない)
 例) テリーのACバーンナックルでBSの詳細を見てみる


 ガードストップ時間

BSされやすい技であるかどうかは入力受付時間であるガードストップの時間に依存する。
ガードストップの時間は以下のようになっている(数字はフレーム)。
 地上弱攻撃…8 地上強攻撃…14 ジャンプ弱攻撃…6 ジャンプ強攻撃…12
  多段技や一部のCAは他より若干ストップが短くBSされにくくなっている。

 避け攻撃・対スウェー攻撃は全キャラ強攻撃と同じ(14)。

 特殊技は技ごとに弱攻撃と同じ(8)か強攻撃と同じ(14)に区分される。

 CAは基本的に弱か強と同じように分けられるが、テリーの↘A↗B(10)、A+B→C(16)、舞の↓A↓B(12)のように特殊なものもある。
 通常技ガード時のストップ時間

 必殺技は技ごとにガードストップ時間が異なる。
基本的に飛び道具系や多段削り技は短く、突進系や高ダメージ技は長い。

BSはガードストップ中に入力する必要があるので、ガードストップの長い技ほどBSしやすい。
このことから相手がBSを狙える場面ではガードストップの長い技をガードさせないこと、連続ガードをさせないことが重要になる。
反対に、BSでしか反撃できない技をガードさせることにより相手にパワーゲージを消費させる
(ことによりダメージの低い方の必殺技でBSさせたり、超必殺技や潜在能力を使いづらくする)という駆け引きも生まれてくる。
 反撃確定(反確)とBS反確



 BSの入力方法

BSはガード後に必殺技のコマンドを入力した場合はもちろん、
ガード前に必殺技のコマンドを入力してからガードしボタンを押す先行入力も受け付けている。
むしろ弱攻撃のような受付が短い技に対しては、ガードしてからの入力が難しいため先行入力で行うべきだろう。

メリットとしては
・他の動作中に仕込めることから安全性が高い
・ガードしてからの入力が少なくて済むことから猶予が長い
といったことが挙げられ、単発ガードBS等の高等技術が狙いやすい。

デメリットとしては
・相手の攻撃が遅いと必殺技のコマンド入力受付時間が終わってしまう
・先に入力をしている時に連続ガードを途切らせられることにより攻撃を食らいやすい
といった点がある。

相手の行動をある程度予見し、無敵であるリバーサル中に仕込むなど工夫して使用すれば安定する。
時間差のある厄介な連携やディレイキャンセル
(香緋の↓B↓B~弱那夢波or強那夢波やダックの通常技キャンセル弱ヘッドなど)に対しても、
キャンセルポイントとされる部分をガードした時点でレバー入力し、必殺技に対してガード後BSすれば反撃しやすい。

一般的に↓↘→コマンドはガードしてから、↓↙←コマンドは先に入力してからがやりやすいとされる。
また、最初に全部入力せず、必殺技コマンド中にガードする分割式でも可能になっている。
他に代表的なものでは
例1) →↓↘コマンド・・・→↓↘↙(ガード)・ボタン 、 →↙(ガード)↓↘・ボタン
例2) ←ため→コマンド・・・←ため(ガード)→・ボタン 、 ←ため→↙(ガード)・ボタン
など自分がやりやすく、コマンドに合ったものを選ぶといいだろう。



パワーゲージが1ラウンド中に1度もH.power以上にならないということはなく、BSも使われないことがほぼない、と言えるほどに重要度が高い。
特に守りの選択肢において、攻撃をガードした後に出せるBSはもっともリスクが低い基本手段である。
自キャラのBSの性能を知り高確率で入力成功できること、相手のBSの性能を知っておくことは戦略上非常に重要であることが分かる。
また、相手の通常技やCA、必殺技をガードしたとき、どこでどのBSがヒット確定するのか、割り込めるのかを知り、狙うかという判断が必要になる。
攻撃側になるときもBSをさせない立ち回りやBSを出させて潰すという読み合いができる。
パワーゲージの仕様上超必殺技や潜在能力とも関係があり、BSでの反撃を誘いゲージを消費させる、消費しないで耐えるといった読み合いもある。

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